資産運用には、預貯金、株式、投資信託、不動産、金など様々な投資対象があります。どの投資対象で資産を形成するかは人それぞれです。
しかし、何に投資するかはその人の自由だと言っても、何にでも手を出すべきではありません。
理解できない対象には投資しない
当たり前のことですが、自分が理解できない投資対象には手を出してはいけません。不動産のことを何も知らないのにマンションに投資するのが危険だということは誰でもわかるでしょう。
株式にしても、投資信託にしても同じです。
しかし、自分の頭で仕組みを理解できない投資対象に手を出す人は何人もいます。理由は、人によって違うでしょうが、仕組みを理解できない投資対象に手を出してしまうのは、何となく簡単そうに思えるからでしょう。
雑誌やインターネット上のウェブサイトを見ていると、株式投資も不動産投資もFXも、とても簡単なように思えます。そして、書籍を読んで投資対象のことを勉強することなく、大金を投資して損してしまうのです。
雑誌やインターネットの情報だけで投資の知識を身につけることは困難です。だから、これらの情報だけで投資をしてはいけません。
資産運用のための勉強には時間がかかる
預貯金以外で資産運用を始めたいと思っている人は、すぐに行動に移します。
財務諸表も読めないのに株を買ったり、投資信託がどのような物か理解できていないのに手を出したりします。すぐに行動するのは大切ですが、それは今すぐに投資を始めることではありません。
預貯金以外で資産運用をしようと思ったら、まず勉強をすべきです。不動産の価値はどうやって把握するのか、企業価値はどうやって分析するのか、そのような投資対象の価値を把握できる能力を身につけてから資産運用を始めないと損をする危険性が高くなります。
多くのメディアは、資産運用が簡単なことのように語ります。しかし、それを信じてすぐに投資を始めると、取り返しのつかない損失を出すかもしれないことを理解しておきましょう。
資産運用に必要な知識を身につけるには時間がかかるものです。今、投資を思い立ったら、1年間は勉強しないといけないと思うべきでしょう。