投資信託は顧客がリスクを負担しているので損する可能性がある

証券会社などの金融機関が、複数の株式や債券などに投資してパッケージ化し、小分けにして顧客に販売する投資信託という金融商品があります。

投資信託は、誰でも気軽に始められる印象がありますが、元本保証ではないので顧客が損することもあり得ます。それでも、投資信託は金融のプロが選んだ銘柄に投資しているのだから、何となく安心感があり初心者が手を出してしまいます。

金融機関は手数料収入を目的に投資信託を販売している

投資信託に投資すると、顧客は金融機関に一定の手数料を支払わなければなりません。金融機関が投資信託を販売する理由は、この手数料収入を目的にしているからです。

顧客が得しても損しても、金融機関に手数料が入ってくるので、投資信託が売れれば売れるほど金融機関は儲かります。もちろん、顧客が得した方が投資信託を買い増ししてくれますし、儲かる投資信託という噂が広まれば、新たな顧客獲得にもつながります。

しかし、ここで知っておかなければならないのは、金融機関は投資信託の時価が下がっても損しないということです。つまり、時価の下落というリスクは顧客が負担しているのです。

確実に儲かる投資信託を売るか?

もしも、金融機関が確実に儲かる株式に投資していた場合、それを投資信託という形で販売するでしょうか?

誰だって、そのような株式を手放したくないですよね。

それなのに複数の株式をパッケージ化した投資信託を顧客に販売するのは、儲かるかどうかわからない銘柄を組み合わせていると考えるべきです。金融機関が選んだ銘柄なので、素人が選んだ銘柄よりも儲かる可能性は高いのかもしれません。しかし、自信満々で投資した株式を手放すはずがないという前提にたてば、投資信託に組み込まれている銘柄には不安要素があると思った方が良いでしょう。

投資信託は少額から始められるというメリットはあります。しかし、手数料の負担を考えると、決して優れた投資対象とは言えません。ある程度まとまった資金があるのなら、投資信託ではなく株式投資をした方が良いでしょう。