定期預金のキャンペーン金利は現時点では有利だけど将来的には損する場合もある

最近では、多くの銀行が個性的な定期預金を顧客にすすめています。その中でも、キャンペーン金利が適用される定期預金は、一般的な定期預金よりも預金者にとって有利な利率となっているので思わず飛びつきたくなりますね。

しかし、キャンペーン金利が適用される定期預金には、一定の条件が課されていることが多いので、その条件をじっくりと検討しなければなりません。

一定額以上の定期預金が対象

キャンペーン金利が適用される定期預金でよく見かけるのが、100万円以上や300万円以上といったように一定額以上を預けることを条件としているものです。

高い金利は魅力的ですが、一定期間引出せない定期預金に持てる資産の多くを預けなければならないのは、万が一お金が必要になった時に困ります。十分な資金があり、万が一の事態にも対応できる備えがあるのなら問題ありませんが、定期預金に預けるのはちょっと厳しいかなと思う場合には、やめておいた方が無難です。

長期間引き出せない

キャンペーン金利が高くても、長期間引き出せない条件であれば見送った方が良いでしょう。

5年や10年といった長期の契約になると、その間に金利が上昇してキャンペーン金利の方が低くなってしまう可能性があるからです。将来の金利が今よりも上がるのか下がるのかは誰にも予測できません。そのような不確実な金利ですから、現在のキャンペーン金利が将来的にも最も有利だとは言い切れません。

今後の金利上昇の期待を完全に否定できない以上は、長期間の預け入れを要求される定期預金は避けるべきです。

キャンペーン金利の適用期間が短すぎる

キャンペーン金利の適用期間が数ヶ月しかないといった場合もあります。

数ヶ月だけでも、有利な金利が適用されるのなら得だと思うでしょうが、その数ヶ月の高い金利のために高額かつ長期間の定期預金を組むのは得策ではありません。

1年以内に満期が到来するのなら、このような定期預金に預けても問題はありませんが、多くの場合は、3年や5年など長期の契約となりますから、預ける場合でも欲張らずに少ない資金だけにしておくことをおすすめします。

キャンペーン金利は、将来の金利が今よりも低くなった場合には預金者に有利となります。しかし、将来の金利を予測できないので、キャンペーン金利が適用される定期預金に預けることは一種の賭けだということを覚えておきましょう。