運用益や利回りは投資の結果でしかない

投資をすると、元本よりも多くのお金が返ってくることがあります。元本が目減りするような投資を誰もしたくないので、投資家は必ず元本に加えて運用益も手にできる投資をするものです。

では、投資をする前に自分が求める運用益や利回りを事前に決めることはできるのでしょうか?

資産が増えてもどれだけ増えるかを予測するのは難しい

資産運用をする時は、誰もが、元本の何%の利回りを達成したいと考えます。しかし、事前に想定した利回り通りに資産運用できる投資家は多くはありません。個人投資家の場合だと、事前に利回りを予測するのは困難でしょう。

もちろん、定期預金のように最初から利率が決まっている投資対象であれば、1年後や2年後に受け取れる利息を事前に計算できます。しかし、株式投資のように日々値動きが起こる投資対象の場合、1年後に現在よりも株価がいくら上がっているかは、なかなかわからないものです。

過去数年間の財務諸表を見れば、来年も売上と利益が増えていそうだという予測はできます。でも、当期よりも来期は何%の増収増益なのかを細かく言い当てるのは困難です。

事前に運用益がいくらになるかを期待しない

株式やREITのような証券投資の場合、契約によって将来受け取れる利益が約束されていません。利回りが5%を超えるかもしれませんし、1%未満になるかもしれません。

場合によっては元本割れということも起こり得ます。

世の中には、あたかも運用益を事前に予測できるように言う人がいますが、そのようなことができる人はほとんどいません。今後も成長していく企業かどうかを言い当てれても、どの程度の成長をするのかは、そうそう言い当てれるものではありません。

だから、株式やREITのような値動きのある投資対象から発生する運用益や利回りは、単なる投資の結果でしかなく、事前に投資家が決めれるものではないのです。それを理解していれば、運用益や利回りを事前にどれくらいにするかを約束するような人の言うことは怪しいとわかるはずです。