株式投資が楽しいという感覚

「株式投資が楽しい」

何をするにしても、楽しみながらすることは大事なことだと思います。仕事も楽しみながらした方が、良い結果を残せるでしょうし、やりがいも感じられます。でも、株式投資が楽しいという感覚は、仕事が楽しいという感覚とは違います。

ギャンブル的な喜び

株式投資が楽しいという感覚は、ギャンブル的な喜びと似ています。

競馬でも競輪でも、自分が選んだ馬や選手が1着になれば配当をもらえます。この1着を当てて、お金が増える感覚に魅了されると、ギャンブルにはまり込んでしまいます。

株式投資が楽しいと言うのも、これと同じです。自分が選んだ株式が値を上げて、多くの売却益を得た時、何とも言えない高揚感を体験します。それは、競馬で万馬券を当てた時のような興奮です。この興奮が快楽となると、借金をしてまでギャンブルに手を出すようになります。

定期預金が楽しいか?

本来、株式投資が楽しいという感覚は定期預金が楽しいという感覚と同じです。

どういうことでしょうか?

定期預金は、100万円でも200万円でもお金を一定期間引き出さないことを約束して銀行に預け入れます。その代り、引き出し自由な普通預金よりも高い利率が適用されるので、より多くの利息を受け取れます。

定期預金を新規に申し込んだときは、この定期預金が2年後や3年後などの満期日に元本に利息が上乗せされて返ってくるのだというちょっとした喜びを感じます。中には、満期日まで残り何日かを指折り数えている人もいるかもしれません。

しかし、定期預金に預け入れた時の喜びは、ギャンブルで儲けた時の喜びと比較すると大したことはありません。申込んでから一定期間過ぎれば、定期預金のことを気にしなくなるのが普通です。だから、定期預金が楽しいという感覚は、最初だけでしかありません。

株式投資も定期預金と同じようなものです。取得した時には、この株式が値上がりして儲かるかもしれないという喜びが強いですが、長く保有し続けていれば、やがて株価の変動が気にならなくなります。

本来、資産形成とはそういうものであり、毎日のようにハラハラドキドキするようなものではないのです。