株式は定期預金と同じようにすぐに換金できない資産と考えるべき

株式取引がインターネットの登場で誰でも簡単にできるようになりました。株式を買いたい時に買い、売りたい時に売れるのですから、便利な世の中になったものです。

公開されている株式は、いつでも換金できるので流動性が高い資産と言えます。しかし、流動性が高いことと、いつでも手放すことができることは同じではありません。

取得原価より時価が下がっていては売れない

株式は、その株式が将来値上がりすることを期待して取得します。誰も損するとわかっている株式に手を出しませんから当たり前です。

しかし、株式を取得したら、株価が安定して右肩上がりに推移することはありません。上がることもあれば下がることもあります。景気の影響も受けますから、株価は順風満帆ではありません。

将来的に値上がりが期待できる銘柄が、一時的に値を下げている場合、売却することはないでしょう。なんでもかんでも損切りすれば良いと思っているデイトレーダーなら、すぐに売却するかもしれませんが、長期保有を目的に株式投資をしていれば、一時的な株価下落は無視すべき事象です。

ただ、将来値上がりするとわかっていても、どうしても保有株式を手放さなければならない事態が発生するかもしれません。事故や病気で多額の治療費が必要になった場合が、その典型例です。治療費は避けれない支出なので、値下がりしていても株式を売却する必要がありますが、なかなか思い切れることではないですね。

万が一の支出に備えて預貯金を持つ

せっかく、将来性のある株式を保有しているのに治療費などの予想外の支出で手放さなければならないのはもったいないです。

株式投資は、余裕資金で行うべきだと言われているのは、こういう予想外の支出の発生で、自分の意思に関係なく売却して損失を確定させなければならない事態を避けるためでもあります。

株式投資の前にまずは預貯金を増やしておきましょう。また、怪我や病気が不安なら医療保険に加入するのもありです。高額の保険に加入すると、支出が増えて資産形成しにくくなるので、最低限の保障だけつけるのがおすすめです。

株式投資で利益を出すためには、待つことが大切です。どのくらい待たなければならないかは、その銘柄によって異なりますし、事前に予測するのは難しいです。だから、株式は、長期の定期預金にお金を預けるような気持で取得しなければなりません。