株式取引の初心者は少額投資がおすすめ

誰だって、初めてすることに対しては初心者です。初心者は基本を学び、無理せず1段ずつ階段を上って行かなければなりません。これは、株式投資の場合も同じです。

最初はコツコツと基本的な内容を勉強しなければなりません。しかし、ある日、株式投資を思い立った人は、このコツコツ学ぶということをしないことが多いです。今日から株式投資を始めるぞと決めたらすぐに証券会社に口座を開設し、数日後には多くの資金を入れて株式取引を始めます。

株式投資の前に会計学の勉強

株式投資をしようと思い立ったら、まず始めなければならないのは会計学の勉強です。会計学は、簿記3級程度の知識を得るのに3ヶ月から半年はかかります。1級まで合格するのが理想ですが、3級でも会計学の知識があれば、財務諸表を読むことは可能です。

株式投資をするためには、企業の業績を評価できなければなりません。そして、企業の業績を評価するためには財務諸表が読めなければなりません。財務諸表の内容を理解して、その企業が将来性があると判断したら、資金と株価と相談して投資すべきかどうかを決めます。

したがって、どの株式が魅力的かを把握できるようになるためには、まず会計学の理解が必要なのです。

初心者は少額投資

しかし、どんなに会計学を理解してから株式投資をするものだと言っても、株でひと儲けするんだと思ったら、会計学の勉強をせずに株式取引を開始してしまいます。

きっと、多くの人がそうでしょう。

このように思い込んでしまったら、なかなか説得することはできません。だから、今すぐに株式取引を始めるんだと決断した人には、少額投資から始めることをおすすめします。

株式投資の初心者なのだから、損する可能性は高いです。おまけに会計学を勉強していないのですから、運以外の要素で得することは滅多にないでしょう。

初めての株式投資で大きく損すると、次に株式投資をする機会がやって来ないかもしれません。当然、損失を取り返すこともできません。

そうならないようにするには、最初の株式投資では、損しても笑ってられる程度の少額投資にしておくべきです。