株式投資は、配当金の受け取りや売却益で利益を得る投資です。株式投資をする人の多くが、このどちらか、もしくは両方を期待して株式を取得しています。
株式投資では、配当や売却益の他にも株主優待によるリターンを得ることも可能です。
割引券や定期券などがもらえる
株主優待は、その名のとおり、株式の発行企業が株主に何らかの優待サービスを行うものです。
例えば、デパートを運営している企業の株主になるとデパートの割引券が毎年もらえたり、鉄道会社の株主になると電車に乗り放題の定期券がもらえたりします。
他にも、飲食店の食事券、その企業が生産している製品など、株主優待の種類はたくさんあります。
したがって、日頃から愛用している化粧品、よく着ている洋服、外食時に利用するレストランなど、日常生活の中で購入したり利用したりすることが多い商品やサービスがある場合には、その企業の株式を取得して株主優待を受けるのも、株式投資のリターンを増やす有効な方法と言えます。
株主優待を利用して企業の宣伝をする
株主優待を上手に利用すれば、その企業の宣伝になります。
居酒屋チェーンを展開する企業の株主になって、株主優待で割引券や食事券をもらったとします。そして、それを使って同僚や友人と夕食を食べに行けば、食事代が安くなるだけでなく、同僚たちにそのお店の宣伝もできます。
そうすれば、お店の売上が伸び、企業の利益も増え、株価も上がるという好循環が生まれます。
株式投資を始めようと思っているけども、どの会社の株式を買えばいいのかわからない場合は、日頃買っている商品や利用しているサービスを提供している企業の株式に投資するのも良いでしょう。
企業のホームページなどで、どのような株主優待があるのかを調べて、その内容が魅力的であれば投資を決定するのもありです。末永く、商品やサービスを愛用することは株式の長期保有にもつながりますから、売買を繰り返して証券会社に無駄に手数料を支払わなくて済みますね。