株式売買のタイミングの良し悪しは結果論

株式投資は、買うタイミングと売るタイミングが重要だと言う人がいます。安く買って高く売れば儲かるのでその通りです。

でも、そう言っている人ほど、買うタイミングや売るタイミングがいつなのかを事前に教えることはありません。多くの場合、特定の銘柄のある時点での株価を比較して、この時点で買って1年後に売るのが最も良い売買のタイミングだったと言っています。こういうことは、事前に教えてもらわないと投資意思決定できません。

売買のタイミングと企業の業績は関係あるのか?

そもそも株式を買うタイミングと売るタイミングは、企業の業績と関係あるのでしょうか?

安くで株式を取得することは、その企業の業績が低迷し株価が下がっている時に買い注文を出すことです。反対に高くで株式を売ることは、その企業の業績が良くなり株価が情報している時に売り注文を出すことです。

そう考えられますよね。

そうすると、安くで株式を取得するのは、業績の悪い企業の株式に手を出す行為と言えるでしょう。果たして、これが正しい意思決定と言えるのでしょうか?

企業の業績なんて見ていない

安くで買って高く売ると儲かると言っている投資コンサルタントのような人は、結局、企業の業績を見ていないのです。彼らが見ているのは、株価の動きだけ、つまり、株式投資に参加している投資家の心理を読もうとしているだけです。

財務諸表を見て、企業の財政状態や経営成績を正しく理解できれば、あるべき株価がいくらなのかを予測できます。数期間の財務諸表を比較して、売上や利益の推移を見ていけば、将来、どのように成長していくのかが何となくわかるものです。もちろん、未来のことを完璧に予測することはできません。しかし、公開会社のような大きな会社の場合、収益や利益が大きく変動することは稀です。

それを理解していれば、過去数年間の収益や利益に大きな変動がないのに株価だけが大きく動くことの方がおかしいとわかります。

株式の売買のタイミングがいつなのかの予測に時間を割くくらいなら、財務諸表分析に時間をあてるべきです。