資産形成は増やすより減らさないことが大切

資産形成は、貯蓄、株式、債券、不動産など様々な形で実現できます。最終的に現金化できる財産を保有することを資産形成と言い換えても良いでしょう。

誰もが、資産形成を財産を増やすことと考えがちです。それはまちがってはいないのですが、増やすことばかりを意識していると、無理な投資に手を出してしまい、逆に資産を減らす危険があります。資産形成に大切なことは、実は増やすことではなく減らさないことなのです。

給料の一部を普通預金に預けるだけでも立派な資産形成

普通預金にお金を預けるのは、利率が高くないのでメリットがないと考えがちです。でも、資産形成は増やすことではなく減らさないことと考えれば、毎月もらう給料の一部を普通預金に預けていくだけでも立派な資産形成です。

銀行が倒産すると預金が返ってこない場合があるから、普通預金だって絶対安心とは言えません。しかし、普通預金は銀行が倒産しても、一定額(1,000万円とその利息)までは保護されますから、他の投資対象と比較すれば極めて安全な投資対象です。

したがって、安全な資産形成を考えるのであれば、まずは毎月の給料を普通預金にコツコツと蓄えていくことをおすすめします。

万が一の備えにもなる普通預金

普通預金は、すぐに引き出せますから、他の投資と比較すると極めて換金価値の高い資産形成方法です。

そのため、不慮の事故による治療、病気による入院や手術、その他不測の事態が発生した場合の支出に速やかに対応できます。もしも、定期預金のように長期間預け入れることを条件とする預金だと、引き出すのに余計な手続きが必要になります。株式に投資していたら、取得原価よりも時価が下がっている場合になかなか売却に踏み切れません。

そういった観点から、普通預金は万が一の備えに役立つ資産形成と言えるのです。

社会人になって間もない方は、まず普通預金にお金を貯めていくことから始めましょう。他の投資をするにしても、まとまったお金がなければ投資のしようがありませんからね。