デイトレードは損切りが重要という怪しい概念

毎日、株式売買を頻繁に繰り返すデイトレード。株式投資をしている投資家の中にも、デイトレードをしている人が多いです。

デイトレードは、株価チャートだけを見て株式を買ったり売ったりするので、損益の大部分が運で決まります。だから、運を味方につけれた投資家だけがデイトレードで儲かり、運の悪い投資家がデイトレードで損をします。

デイトレードはその日のうちに売り切ってしまう

デイトレードは、毎日、頻繁に株式取引を繰り返すことですが、その日のうちに持っている株式の全てを売却するのが本来の意味でのデイトレードです。

デイトレード自体、運任せの投資ですが、自分が取引できない時間帯に株価が動いたのでは何もできません。だから、デイトレーダーは、その日のうちに持っている株式を売却し、不測の損失を回避するのです。

デイトレードは強制的に損切りする

デイトレードが、その日のうちに持ち株すべてを売却する投資スタイルですから、取引終了時点では損を出していても、その株式を売却しなければなりません。

それなのにデイトレーダーの多くが、デイトレードでは損切りが重要だと主張しています。

デイトレードをしている限り、その日のうちに投資を手仕舞いするのですから、ことさら損切りにこだわる必要はありませんよね。極端に言うと、午前中は株式を買うだけ、午後は午前中に買った株式を売るだけです。

いちいち損切りを考えなくても、その日のうちに強制的に損切りをするのですから、損切りはデイトレードに重要な概念とは考えられません。

そんなことよりも、なぜ、デイトレードをしているのかを考えるべきです。デイトレードは何を根拠に株式取引をするのか、それを深く考えていけば、デイトレードをすることに積極的理由がないことがわかるはずです。

デイトレーダーが損切りが重要だと言うことを鵜呑みにしている限り、デイトレードに損切りは馴染まない概念だと気付かないでしょう。