毎日、株式の売買を繰り返しているデイトレーダーと呼ばれている投資家はたくさんいます。彼らは、今日買った株式を今日中に全て売り翌日にポジションを持ち越しません。寝ている間に株価が動いて損しては困るからです。
しかし、寝ている間に株価が変動することは大した問題ではありません。なぜなら、株式投資は、その株式を発行している会社が営んでいる事業の将来性が重要だからです。
事業の将来性を評価したら株式は放置
ある企業が営んでいる事業が将来性があり、しかも、その企業の財務体質も強固なものであれば、売上も利益も右肩上がりに増加していくはずです。もちろん、初期投資の段階では赤字を出すでしょうが、事業が軌道に乗れば売上も利益も増えていきます。
株主は、株式を持ったまま放置していても株価が上がっていくでしょうから、何もすることはありません。これが本当の株式投資です。
ところが、デイトレーダーは財務諸表を見ませんし、事業の将来性も評価しません。株価チャートの動きから、この先、上がるか下がるかを予測して株式を買ったり売ったりするだけです。しかも、株価が上がるか下がるかの予測も、その日のうちの変動しか見ていません。だから、そもそもデイトレーダーは、事業の将来性を評価する必要はないのです。
デイトレーダーは事業のことを語れない
財務諸表も見ない、事業の将来性も検討しない。
このようなデイトレーダーが、事業のことを語れるわけがありません。将来有望な産業は何なのか、その産業に進出している大手企業がどれだけあるのか、そういったことを調べてから株式投資をするのが当たり前なのですが、株価チャートを追っかけるだけのデイトレーダーには、そのような知識はありません。
株式を買うことは、その企業への投資であり、事業への投資でもあります。それなのに事業のことを一切理解せずに株式売買を日々繰り返しているのですから、デイトレードはギャンブルと同じです。