デイトレードに勉強は必要ない

株式取引のデイトレードは、その日に買った銘柄をその日に売却して利ザヤを稼ぐ投資手法です。

デイトレードは、株価チャートを分析する、いわゆるテクニカル分析の手法をしっかりと勉強しなければ成功できないと言われています。書籍やインターネットの情報でも、そのように言われることが多いです。しかし、デイトレードを始めるのに勉強する必要は一切ありません。

サイコロの目を当てるために勉強する人はいない

デイトレードを始める前にしっかりと勉強をしなければならないと言うのは、サイコロを振って奇数が出るか偶数が出るかを当てるために事前にしっかりと勉強しなければならないと言っているのと同じです。

どういうことでしょうか。

それは、デイトレードもサイコロを振るのも、結果は運しだいなので勉強しても意味がないということです。午前11時に買った株式を午前11時30分に売るのに勉強が必要ですか。わずか30分の間にその株式を発行している会社の事業内容が劇的に変化することは、地震などの災害、企業不祥事の発覚といった特別な事態が発生しない限りあり得ません。

わずか30分間に起こった値動きは、その銘柄を買おうかどうか迷っていた人がたまたまこのタイミングで買う決断をしたとか、株主がお金が必要になってたまたま売ったとか、そういう偶然の事象で起こっていることです。

デイトレードの勉強をすることは、つまり、いつ偶然的事象が発生するかを予知する能力を身につけると言っているのと同じなのです。

いったん投資したら寝て待つ

短期売買で利益を得るためには、偶然の要素に頼らなければなりません。長期投資なら、財務諸表を数期間分入手して分析すれば、ある程度の予測が可能です。しかし、どんなに財務分析を行っても、将来の事象を確実に当てることはできませんから、長期投資でも完全に偶然の要素を排除するのは不可能です。

それでも、サイコロを投げて奇数か偶数かを言い当てるよりかは予測しやすくなります。また、上場企業は創業から長い歴史を持っているところが多いので、投資家の予測が外れて危機的状況に直面したとしても、その危機を乗り越えるだけの企業風土が培われていると期待できます。

いったん投資したら、あとは寝て待つだけです。投資家が売買を繰り返しても業績が良くなることはないのですから。