短期投資家に多いのですが、チャートの傾向から投資すべき株式かどうかを判断する株式取引の方法を紹介しているウェブサイトやブログがあります。チャートの動きを見て、どうなったら買いで、どうなったら売りかを解説しているのですが、その内容が役立つことはまずありません。
たまたま過去の値動きが持論通りになっただけ
チャートから買うべき銘柄や売るべき銘柄を見極める方法は、その人が提唱するような値動きが過去に起こっただけです。
きっと、その人はそのやり方で儲かったのでしょうが、言ってしまえばタイミングが良かっただけで再現性のある投資手法ではないのです。株価が上がるか下がるかは、投資家の個人的な都合が介入するので、これだけ下がれば必ず上がるとか、その逆のことを言いきることはできません。
チャートから株式必勝法を見出したという人は、たまたま持論通りに株価が動いただけなのです。
会計学の話をしない人の言うことは疑ってかかる
株式投資をするのなら、会計学を勉強しなければなりません。会計学を知らずに株式投資をするのは、公営ギャンブルをやっているのと同じです。
チャートのことばかり言う人の言葉が当てにならないのは、多くの場合、会計学の知識がないからです。もちろん、会計学の知識があれば絶対に株式投資で儲かるわけではありません。しかし、大きく失敗しない株式投資、安全に資産形成をしようと思っているのなら会計学は勉強しておくべきです。