資産形成の心構え一覧

資産運用は無期限。だから返済期限のある借金をして投資をしない。

いつまでにいくらの資産を築いておくかを決めることが重要だと言われています。それが計画性のある生き方だと。 しかし、資産は自分の意思だけで増やすことはできません。利率が上がったり下がったりすることは自分の意思で決めたことではありませんし、株価の変動も自分の意思で決めたものでもありません。だから、資産運用に期限を設けるべきだとは、本来言えないはずです。

投資額の回収には時間がかかる

事業を始めると、資金が必要になります。個人事業なのか会社を設立するのかによって必要な資金は変わってきますが、店舗を構えたり、設備を揃えたりするためには多額の資金がなければなりません。 初期投資額を回収するためには事業を継続する必要があります。どれくらいの期間、事業を継続すれば初期投資額を回収できるかは、投資額や事業の利益率などに左右されますが、数ヶ月や1年程度では全額回収するのはほぼ不可能です。

株式投資の経験を積んでも産業の衰退を予測するのは困難

どんなにこれまでの業績が良好でも、倒産してしまう企業があります。倒産理由は様々あるでしょうが、中には、その企業が属している産業そのものが衰退してしまったという場合もあります。 さすがに産業の衰退は、企業の財務諸表を見ていてもわかりません。ある時、新技術の開発により従来の産業が役目を終えたことは、過去に何度もありました。

勝敗を気にしている投資家は全員が得する投資対象はないと信じている

株、FX、不動産。これらの投資をしている人の口からよく出る言葉は、「勝ち」「負け」「成功」「失敗」です。そして、勝つ人がいれば必ず負ける人がおり、成功する人がいれば必ず失敗する人がいると信じています。 このような考え方が身についている投資家は、短期投資を中心に取引していることが多いです。特にデイトレードをしている投資家は、頻繁に「勝ち」や「負け」という言葉を口にします。

資産運用にマイルールは必要。しかしギャンブル的投資手法にマイルールは意味なし。

預貯金でも株式投資でも、資産運用には自分で決めたルールを守ることが大切だと言われます。 毎月3万円ずつ預金を積み立てていくと決めたら、それにしたがって粛々と積立預金を続けていくべきです。そのマイルールを守り続けていれば確実に資産を増やしていけます。しかし、資産運用にマイルールを決めても必ず資産が増えるとは限らない場合があります。それは、ギャンブル的な資産運用をする場合です。

投資に関係する情報は瞬時に世の中に広まる

財務論の書籍では、完全市場を前提に市場価格がどのように動くのかが解説されています。財務論では、市場価格がどのように動くかは完全市場を前提に考えます。そして、完全市場を前提にすると、公表された情報は瞬時に世の中に広まり、素早く市場価格に反映されるとされます。 つまり、自分が投資に有利な情報を得た時には、すでに他の投資家にも同じ情報が伝わっているので、自分が他の投資家を出しぬいて利益を上げることはできません。

個人投資家が長期投資をすると金融機関が儲からない

安全な資産形成をしようと思うなら、株式や不動産を長期保有すべきです。短期的な値動きに釣られて売買を繰り返していたのでは、そのたびに取引手数料が発生するので運用利回りを悪くします。 だから、一度投資したら無駄な手数料の発生を防ぐために腰をどっしりと据えて長期保有した方が有利です。

投資初心者は資金を蓄えることが先

初心者でも安全確実に稼げる投資。 これから投資を始めようと思っている方なら、誰もがこのような投資がないものかと探します。しかし、投資に確実ということはあり得ませんし、初心者が安全に投資をするのも難しいです。そして、投資初心者が知っておかなければならないのは、安全性や確実性を高めるためには、まとまった資金がなければならないことです。

低金利は企業に有望な投資先がないこと

銀行の預金利息が超低金利と言われるようになって久しいです。21世紀になってからは定期預金に預けていても、微々たる利息しか受け取れなくなっています。 だから、預金ではなく株式、不動産、FXなどに投資して資産を増やすべきだと主張する人が増えています。果たして、この主張を真に受けても良いものなのでしょうか?

将来の不安を煽って金融商品をすすめる業者を信用するな

金融商品の勧誘を受けたことがある人は少なくありません。どうやって個人情報を入手したのかわかりませんが、ある日、電話がかかってきたりダイレクトメールが届いて、金融商品の勧誘を受けることがあります。 迷惑だと思っても、勧誘自体は営業の一環ですから、やむを得ないと思ってしばらく営業マンの話を聞くことはあります。しかし、話の内容が将来の不安を煽るようなものだったら耳を傾ける必要はありません。