資産形成の心構え一覧

少額の資金では分散投資できない

安全に資産形成しようと考えるなら、ひとつの投資対象に全ての財産を投資すべきではありません。 例えば、特定の銘柄の株式に全財産を投資すると、その銘柄の株価が下落すれば確実に資産が目減りします。また、下手をすると会社が倒産して、投下資本の大部分が消滅することもあります。だから、安全性を重視するのなら、複数の投資対象に分散投資して、1銘柄が値を下げても他の銘柄の値上がりで損益を相殺できるようにしておく必要があるのです。

資産運用は過去の利回りを維持できるとは限らない

よく年利何%で資産運用すれば、10年後に目標とする資産額を達成できるという説明を聞くことがあります。 運用利回りは、良い時もあれば悪い時もあるので、いつも一定の利回りを維持するのは無理です。だから、年利何%といった場合には、運用期間の平均利回りと捉えるべきです。

元手が少なければ投資の運用収益も少ないのが当たり前。だからと言ってハイリスク投資をしない。

投資で多くの運用益を上げようと思ったら、どうすれば良いでしょうか? 期待運用収益率の高い投資案件を見つける 投資の成功確率を上げる 有利な情報を早く入手するためにアンテナを張り巡らす いろいろと思いつくでしょう。確かにどれも正解ではありますが、確実性の点で疑問が残ります。

資産運用の成功とは多くの資産を残すこと

資産運用の成功者は、世の中にたくさんいます。しかし、それ以上に多いのが資産運用の失敗者。 資産運用で成功したければ、成功者よりも失敗者から学ぶことが大切だと言われています。だから、資産運用で成功するためには、失敗例をより多く知る必要があるのですが、それ以前に資産運用の成功とはどういうことか、失敗とはどういうことかを抑えておかなければなりません。

投資をしていることを忘れるくらいでないと資産運用は成功しない

株式のように値動きの激しい投資を始めると、投資対象の値上がりや値下がりが気になります。仕事をしている時も、食事をしている時も、テレビを見ている時も株価が気になるという人はたくさんいます。 でも、同じ資産運用でも、お金を定期預金や定額貯金に預けてる場合には、普段の生活でまったく意識することはありません。

事前に利回りを決めて資産運用するのは無意味

資産運用を始めようとする人は、年利何%で運用すれば、数年後に資産がどれだけ増えるかを計算しながら投資先を選んでいると思います。 何事も計画が大切だと言いますが、資産運用に関しては、当初の計画通りに資産が増えていかないものです。予想以上に資産が増えることもあれば、なかなか資産が増えないこともあります。資産が目減りする場合もあるので、いつまでにいくらの運用益を確定させると、事前に計画するのは困難です。

資産の運用方法を他人に任せるな

資産形成をするのなら、自分の現在の資産がどれくらいあるのか、どのような形で運用しているのかを把握するのは当たり前です。 例えば、1,000万円の資産を銀行預金に500万円、国債に300万円、株式に200万円という形で保有していることを把握していなければなりません。そうしなければ、資産合計額がいくらあるのかわかりませんよね。 自分の保有している資産を把握しているのが当たり前だと思うでしょうが、これをできていない人はたくさんいます。その典型は、投資信託を買っている人です。

労働収入の一部を資産運用に回す

資産運用は不労所得を得る手段です。だからと言って、最初から働かずに資産運用だけで収入を得ることは、多くの人にとって不可能なことです。 誰でも、社会人になって働き始めた時は、まとまったお金を持っていません。だから、資産運用をしようと思ったら、労働収入を得て、その一部を預貯金に貯めておく必要があります。

会計学を勉強する前に証券会社に口座を開設するな

これから株式投資を始めようと思っている方が、最初にしなければならないことは会計学の勉強です。 会計学と言っても、簿記検定の3級からの勉強で構いません。株価が妥当かどうかを判断するためには、企業の財政状態と経営成績を財務諸表から読み取れなくてはなりません。そのためには、会計学を知っておく必要があります。